現在において、死に化粧については、いわゆるエンゼルメイクと言われています。人は息をひきとったら、必然的に頬並びに瞼がしぼみ、素肌の色艶も変化してしまいます。死に化粧は、以上のような身体上の変容をフォローし、生前の故人のカタチを状況が許す限りとどめておこうとする考えがあります。
昔はファミリーによって施されるのが通例でした。しかし、現在は専門業者もありますが、最も多いと言えるのは、葬儀会社によって為されるものでしょう。身だしなみを綺麗にするという意味合いで、爪を切ったり、男性の方であればひげ、女性の方であれば産毛をそったりする内容になります。
故人を魅力がある外見で旅立てるという目的で取り組まれており、闘病の時や亡くなる時の苦しみの後を消すことも実施する理由としてあります。遺体を家に安置して遺族のみで実施してもよく、故人並びに遺族の友人に化粧品販売員などメイクがうまい方がいるケースには、その人に委ねてやってもらうことも一つのやり方といえます。
納棺師並びに死化粧師といった専門会社、葬儀社の実務担当者に対して依頼して実施していただく時にも、残された遺族が共に取り組んで行うことができます。